先日にも、ちらと書いたが、ここしばらく、ずっと使っている音読テキストがこれ。
『陰山メソッド徹底反復「音読プリント」』。
サイズはB5で横向き。値段も手頃だ。
徹底反復「音読プリント」 教育技術MOOK 陰山メソッド (税込525円)
《気に入っている点》
・作品のセレクトが良い(高3までに、一度は必ずあたる作品を集中的集めている)。
・初級、中級、上級の3段階に分けて編纂してある。
・漢字には、全部読みがながふってある(原文のままで載せてある)。
・一行の長さ、字の大きさなど、読み易い工夫がされている。
・脚注や口語訳、作者紹介など、最低限必要なことは、ちゃんと載せてある(作者紹介だけ、ルビがないので、要サポート)。
まあ、こんなところだろうか。
↓実際の誌面。祇園精舎のページ。ちょうど見開きで終わるようになっている。
音読をするにあたって、あれこれ本屋を廻って、立ち読みしまくったが、これが一番使い易くてよかった。
作品のセレクトは、本当に王道中の王道といった感じで、必ず知っていなくてはならない作品、将来暗記させられること請け合いのものが、ほとんど。少し不足気味なのは、百人一首関連の和歌くらいか。
《掲載作品の一例》
・詩……草野心平の「春のうた」や金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」など。
・俳句……松尾芭蕉「古池や…」、小林一茶「我と来て…」、与謝蕪村「菜の花や…」など
・短歌……与謝野晶子「金色の ちひさき鳥の…」、斎藤茂吉「みちのくの 母のいのちを…」他、石川啄木、北原白秋など
・和歌……柿本人麻呂「東の 野にかぎろひの…」、在原業平「世の中に 絶えて桜の…」他、山上憶良、和泉式部など
・漢文……孟浩然「春暁」、杜甫「春望」他、孔子、韓非、孟子、孫子など
・古文……平家物語、枕草子(清少納言)、源氏物語(紫式部)などの冒頭部分。他にも「おくのほそ道」、「方丈記」、「徒然草」など。
・近代……夏目漱石「坊ちゃん」、「草枕」、福沢諭吉「学問のすゝめ」など
どれも、「大人になるまでに憶えてないと、困るだろう」というものばかりなのだ。
これだけうまくまとまっていて、原文どおりに掲載している教材は、他には、まだ出会ったことがない(変にひらがなばかりにしてしまったり、絵本風にしてしまうと、作品の趣きがなくなってしまって台無しなのだ)。
もう一冊、斉藤孝の『ちびまるこちゃんの音読暗誦教室〜子どもたちとすべての大人のために〜』も持っているのだが、こちらの方が少し対象年齢が高いような気がする。
ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室 子どもたちとすべての大人のために(斉藤孝/著)税込1,155円
解説部分に割いているページ数が多く、解説にはルビ(ふりがな)があまりない。
作品のチョイスも、なかなかセンス良く、有名なものを集めているが、どちらかというと有名で「これから読んで欲しい小説や詩」にスポットライトが当てられている。
ジャック・プレヴェールの「夜のパリ」(「三本のマッチ 一本ずつ擦る 夜のなかで はじめはきみの顔を隈なく見るため…」というちょっとオトナな詩)や、梶井基次郎「桜の樹の下には」、リンカーンのゲティスバーグ演説、太宰治「走れメロス」なんかが載ってる。
こちらは、音読としてだけではなく、文学案内書的な趣きもあるようだ。
小学生中学年以上向けだろう。
どちらの本も中学受験の役に立つのは、もちろんだが、教養として是非子供に身につけておいて欲しい部分でもあるので、お勧めできる本だと思う。
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↓私は、学習関係の品揃えが良いので、セブンアンドワイをよく利用するのだが、「音読プリント」は楽天ブックスでも販売中。





夏の『毎日ひらがなかきかたコンクール』でも、去年金賞で、今年銀賞。
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